大阪の難波には、様々な人が訪れる。
それは日本人だけではなく、アメリカ村 (通称アメ村) に根付く
独自の音楽やカルチャーを愛する外国人もしかり。
そんな今回は、アメ村のレコード盤屋さんの前で休憩していた彼女に CHUMOKU.
ロックやパンクミュージックが好きだという彼女。
日本には2週間ほどの旅行で訪れていて、
「彼氏が中にいるからここで待ってるの。」という。
NIKEの "ROSHERUN" にシンプルなトップスとパンツ、そしてヒョウ柄のTシャツ。
鼻ピアスまで開けているのに、耳元に光るそれはクッキーモンスターだったり。
耳元のピアス以外はすべてまとまっているにも関わらず、
いきなりのセサミストリートで僕は戸惑ってしまい、
「なぜクッキーモンスターをつけているの?」
と思わず聞いてしまった。
すると彼女は満面の笑みを浮かべながら
「私クッキーモンスターが好きなのよ!」
そう答えた。
彼女にとって、ファッションは人生を楽しむための1ツールであり、
それ以上でも以下でもない。
そう思わせるその言葉と笑顔に、
僕は妙に納得してしまった。
「それならそれでいいじゃないか。」と。