6/27/2014

Street, Namba, Osaka.

大阪の難波には、様々な人が訪れる。
それは日本人だけではなく、アメリカ村 (通称アメ村) に根付く
独自の音楽やカルチャーを愛する外国人もしかり。
 
 
そんな今回は、アメ村のレコード盤屋さんの前で休憩していた彼女に CHUMOKU.
 
 
 
 






ロックやパンクミュージックが好きだという彼女。
日本には2週間ほどの旅行で訪れていて、
「彼氏が中にいるからここで待ってるの。」という。




NIKEの "ROSHERUN" にシンプルなトップスとパンツ、そしてヒョウ柄のTシャツ。
鼻ピアスまで開けているのに、耳元に光るそれはクッキーモンスターだったり。


耳元のピアス以外はすべてまとまっているにも関わらず、
いきなりのセサミストリートで僕は戸惑ってしまい、
「なぜクッキーモンスターをつけているの?」
と思わず聞いてしまった。

すると彼女は満面の笑みを浮かべながら
「私クッキーモンスターが好きなのよ!」
そう答えた。


彼女にとって、ファッションは人生を楽しむための1ツールであり、
それ以上でも以下でもない。

そう思わせるその言葉と笑顔に、
僕は妙に納得してしまった。
「それならそれでいいじゃないか。」と。




6/06/2014

Off-Street, Osaka.



最近、バックグラウンドに基づいて
服やアイテムを選んでいる人はそう多くはいないと思う。

大量生産の洋服が主流である今、
周りの人の意見に流されて(ときにマスメディアによって)
洋服を買う人が多いのが実だろう。

だが僕は、個人的に言わせてもらうと
圧倒的に前者のスタイルが好きだ。

自分が好きな様々なものが絶妙に組みあわさり、
それが徹底的に洋服に出ていようものならば、
それは僕から見たら実に「かっこいい」のである。

さて、そんな今回は
大阪は京町堀にある老舗、"NEPENTHES" のスタッフである

べーやんさんにCHUMOKU.












彼が首から下げるネックレスは Naja と呼ばれるもので、
ネイティブアメリカンが「母なる大地」との繋がりを表すアクセサリーである。
そこに needles の下駄、ジャージというまさに NEPENTHES !! なアイテム。

そんな彼の、まさに 「自我」 を貫いたようなスタイル。
バックグラウンドに自身のキャラクターが組み合わさったそれは、
見ていて本当にかっこよかった。

ご協力、ありがとうございました。


みなさんは何を基準に服をえらんでいるだろうか。
なにかこだわりがあったりするだろうか。

これからも、そんなこだわりの強い方々に
CHUMOKU.していきたいと、
今回を通して改めて思った。












6/04/2014

Damaged.



 
行きつけのお店。
それはレストランであったり、カフェや服屋、バーだったり
もしくは美容院などのサロンかもしれない。
 
実際この歳になると、誰しもが1つはそんなお店がありそうだが、
僕は今のところ特にない。
「どこで服買ってる?」なんて質問が来ようものなら
「えー、んー。」といった返答とは到底呼べない言葉しか発せない。

みなさんはどうだろうか?
そんなお店はあるだろうか?

しかしここで1つの疑問が生まれる。
それは、なにが "行きつけのお店の定義" なのかということ。

店員に覚えられること?
何回以上通うと?
いくら以上そこで購入すると?
 
正直どれも当てはまりそうだ。
だがしかし、もしそれが 「店員に覚えられること」 なのであれば、
僕にもひとつ思い当たるお店がある。
 
 
今回はそんな行きつけかもしれないお店である
大阪は堀江にある古着屋、「jaBBer」の清水さんに CHUMOKU.
 
 




実はこの写真、最近撮った中で一番お気に入りの写真である。
光の加減、表情、背景と被写体の雰囲気、撮ったタイミング。
そのすべてがピタっと一致し、僕の撮りたい理想のものになった瞬間。


このとんでもなく心躍るときの感動は
筆舌に尽くしがたいものである。














彼の着るもの、身に付けるアクセサリー、
その全てに一切の無駄がない洗礼されたスタイルは

個人的にすごく好きだ。

ご協力ありがとうございました。



撮影後、店のまえでしばし休憩。
他愛ない雑談を終え、
「また来ますねー!」
そう言い残し、お店を後にした。


そしてそんなとき、ふとあることに気づく。
僕はまだ名前を覚えて貰っていない。


行きつけへの道のりはまだまだだということに気づいた1日だったのでした。

6/02/2014

Off-Street, Horie


普段神戸で生活する僕だが、たまに大阪の堀江にいく。

そこでは梅田や神戸と違って独自の文化が形成されており、
行き交う人々の個性は他のそれより強く、
加えてそんな人が多くいるように感じる。


そんな堀江で、今回は NOPPELABO のナツキさんに CHUMOKU.










一見シンプルに見える彼女。
しかしふと街角で見かけた瞬間、なぜか気になる。

どこか違う、なにか違う。

よく見れば、見慣れない形をした帽子、やけに大きな襟をした比翼仕立てのシャツ。

そんな細かなディテールの差が、彼女のそのアンニュイな雰囲気を醸し出し、
個性溢れる堀江においてもより一層際立って見えた。