日本において、ハイブランドのアイテムを本当に着こなせている若者は、
どれくらいいるのであろうか?
カジュアルブランドを扱うセレクトショップが反響を得る今、
あえてそれらを選ぶ若者も少なく感じる。
ハイブランドの作り出すプロダクトの持つ特徴的なシルエットや、端正な作り、
着るたびに起こる胸の高揚。
肌を通して得られるそれらのものは
大量生産品と大きく異なる。
しかし、そのぶん着こなすことは難しく、
「着られている」人を多く見受ける。
今回はそんなハイブランドを着こなす彼にCHUMOKU.
〈LANVIN〉のコートに〈Maison Kitsune〉のショーツ、
アイウェアには〈TOM FORD〉。
これだけのアイテムを一度に身につけてもなお
服に着られることはなく、
逆に彼の魅力を引立てるひとつの要素として働いている。
なぜここまでハイブランドに身を包まれても
着られることがないのか。
そこには彼の持つ、ブランドに対する圧倒的な理解と
自己の解釈が大きく由来していた。
撮影させていただく前に少しお話をさせていただいたのだが、
ファッション談義の合間に垣間見える彼の知識量は
僕のそれをはるかに上回るものであった。
それはファッションに限らず様々な分野に及び、
なぜ着られないのかを僕は身を持って体感した。
素敵な笑顔を見せてくれた海人さん。
気さくな彼の魅せるスタイルは、いつも僕の想像を超えていく。
撮影を終えると、〈CELINE〉のPhantomを手に、
共に難波をあとにした。
※定期的な更新ができず、楽しみにして頂いた方々、大変申し訳ありませんでした。
次回からのCHUMOKU.もぜひご期待下さい。
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