写真を撮り始めてちょうど1年くらいが経ったのだけれど、
自分がどれほど上達したかはわからない。
もしかすると、はたから見れば一切成長していないのかもしれない。
それでも、1つ確かなことがあって、
それは「1年前よりももっと写真を撮ることが好きになった。」 ということ。
人との繋がりが人生にとって最も大切なものだと考える僕にとって、
カメラはよりその繋がりを広げてくれる魔法のツールなわけで。
そんなカメラには、彼がいなければ出会えていなかった。
孝典さんとは、1年前に大学で行われたカンファレンスがきっかけで出会った。
彼はおもに風景写真を撮ることを中心に活動していて、
いつも僕に写真の撮り方を教えてくれる大先輩である。
「マサイ族から貰ったんだよ!」という
彼が首から下げた 「ライオンの牙」 は、彼がアフリカに行っていた時に
マサイ族から頂いたという代物。
彼女とお揃いで購入した "オニツカタイガー" のスニーカーは
夜のライトに照らされて、
その柄を際立たせていた。
最初カメラを買ったとき、
写真を撮ることに飽きないか心配だった。
正直僕は飽き性な面が強いし、
自分で気づかないくらいに、実はみんなの流れに流されて
カメラを買ったんじゃないか、
そんな思いがあった。
だけど、撮るたびに納得いかなくて、
「どうやったらもっと上手く撮れるのか。」という
向上心であったり、逆に自己嫌悪に似た感覚を常に覚えることができるのは
写真しかないのである。
僕をいつまでも悩ませる「写真」という表現方法に、
これからも必死に向き合っていきたい。
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